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【姿勢チェック】ぽっこりお腹に悩んでいませんか?

動作・歩行の専門家である【理学療法士】として、病院勤務で何人もの人々を診てきた知識や経験から「運動不足解消には歩くことが一番である」と考えています。

また正常な姿勢で歩くことは、運動不足解消以外にも【心身に与えるプラスの効果】が多く、歩行はとってもコストパフォーマンスが高いと言えます。

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残念ながら一方で、悪い姿勢のまま一生懸命長時間歩いても、逆に身体に負担がかかってしまうことがあります。

不良姿勢は長い目で見ると心身に色々な不調を引き起こしやすいため、特に予防・改善に取り組んでほしいポイントとなります。先日は女性に特に多い不良姿勢の【反り腰】に効果的な筋トレをご紹介していますので良かったら読んでみてください。

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目次

あなたの姿勢はどのタイプ?

早速ですが、あなたは自分の姿勢を詳しく知っていますか?

「なんだか頭が前に出ている気がする…」「私もストレートネックかもしれない…」「すぐに腰が痛くなるけど、腹筋が弱いのかな…」「お腹がぽっこりしてて、気になる…」

こんな悩み、感じていませんか?

悩みはあれど、痛みや痺れがなかったら、なかなか自分の姿勢を専門家に見てもらう機会って少ないように思います。簡単にセルフチェックできるので、壁を使ってチェックしてみましょう。

まずは現状を知ることは、改善のスタートラインを決めるためにとっても重要です。

■方法
①壁を背にして立つ
②かかと、お尻、背中(肩甲骨)、後頭部を壁につける(痛みが出る場合は無理につけなくてOK)
③両足の間は、かかともつま先もピッタリくっつける(どうしてもつらい人は、かかとは揃えつま先は親指の間をこぶし1つ分あける)

さて、あなたの姿勢は図のどれに近いでしょうか。

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正常:後頭部、背中、お尻、かかとが壁につき、腰と壁の間は手のひら1枚分程度
猫背:背中、お尻、かかとを壁につけると後頭部がつけられない → ストレートネック傾向かも
反り腰:後頭部、背中、お尻、かかとが壁につくが、腰と壁の間は手のひら1枚分以上あいている → ぽっこりお腹に見えるかも
スウェイバック:背中、かかとは壁につけられるが、後頭部とお尻はつけられない(後頭部はつけられる場合もあります) → ぽっこりお腹に見えるかも

正常な姿勢が取れる方でも、キープは結構つらくないでしょうか?

実は、背骨がきれいなS字カーブを描き、正常姿勢を常にキープできている方はなかなかいません。

毎日ヒールを履いて立ち仕事を頑張ったり、外を歩き回ったり。
パソコンとにらめっこして一日中座り仕事で目も疲れ、座っている姿勢がつらくなっても足を組んだりして頑張ったり。
まだまだ子どもが小さくて、抱っこしたりおんぶしたり、そして買い物に出て重たい荷物も運んだり。
現代の生活は頑張る場面が多く、どうしても姿勢をキープすることが難しい環境ばかりです。

しかし、背骨のS字カーブが崩れる(姿勢が崩れる)と、自律神経のバランスも崩れやすくなったり、手足など身体にかかる負担が増えたり血の巡りが滞りやすくなります。

また、反り腰やスウェイバックの姿勢だと実際の脂肪の有無に関わらずぽっこりお腹に見えてしまいます。また、いざ腹筋を鍛えようと頑張っても、普段の姿勢によって腹筋が正常より伸ばされていたり捻れていたりすると、筋トレの効果が出にくいこともあります。

また、背骨だけではなく女性のほとんどの方に骨盤の歪みが見られます。病気や怪我のあるなしに関わらず、骨盤に歪みがない・左右差がない・傾きが見られないのは10代くらいまでで、以降は大なり小なり歪みや左右差があることがほとんどです。

女性は特に出産後、どうしても骨盤~腰椎(背骨の腰部分)まで身体全体にダメージを負うことが多く、骨盤の歪みや、そこからくるお悩みを抱えられている方も多いのではないでしょうか。

先ほどの姿勢チェックと合わせて、骨盤もチェックしてみましょう。

あなたの骨盤はどのタイプ?

骨盤の歪み(左右差・傾き含む)には、大きく分けて5つのタイプがあります。どれか1つだけでなく、いくつかのパターンが混在している場合もあります。

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歪みパターンその①:前傾

骨盤が前傾(正常より前に傾いている)している状態です。
上記の姿勢チェックですと、腰の後ろ部分に手のひら2枚分以上の隙間が空いている反り腰強めの方はこのタイプです。

高いヒールを履いていたり、腹筋が弱っていたり、また妊娠による大きいお腹を、腰を反らすことでバランスを取ったりして起こる歪みタイプです。

腰椎(腰の骨)の前カーブが強くなり、通常は分散される体重が腰椎の一部にかかりやすくなります。そのために腰椎のすぐ横を通る神経や血管を圧迫しやすく、骨への負担または神経や血管の圧迫からくる腰痛を引き起こしやすいタイプといえます。

歪みパターンその②:後傾

骨盤が後傾(正常より後ろに傾いている)している状態です。

人間の重心は骨盤部分にあり、その骨盤が後ろに傾いているために重心も後方へ移動します。
それによって後ろへ倒れそうになる身体に対し、身体は猫背となりバランスをとります。

下腹がぽっこりしますし、さらに首が前に出ることが多く、それによって肩こり、首こりなどが起こりやすい姿勢です。

歪みパターンその③:開き

産後にこちらも多くみられるタイプです。他にはO脚など股関節の捻じれがある方にも見られます。

歪みパターンその④:傾き

左右に傾くタイプです。いつも決まった側で鞄を持ったり、背骨の一部に歪みがある(側弯症など)という方はこのタイプの可能性が高いです。反対に骨盤の傾きが背骨の歪みを引き起こすこともあり、腰痛や肩の痛みが起こりやすいことがあります。

歪みパターンその⑤:捻じれ

左右で骨盤の前後における傾きが異なるタイプです。
産後や大きな怪我のあと、または中腰での作業が多い方やぎっくり腰を繰り返す方に見られます。

さて、皆さんの姿勢タイプ・骨盤タイプはどれか当てはまりましたでしょうか?
姿勢や骨盤の歪みがあることにより、よく引き起こされる悩みは【肩こり・腰痛】です。

他にも、生理痛や足のむくみ、足の冷え、さらには便秘や尿漏れなども生じさせることがありますし、背骨や骨盤の歪みによって内臓に負担がかかり食欲低下や消化不良となる場合もあります。

背骨や骨盤の歪みを取っていくことやケアをしていくことで改善・解決していく悩みは多岐にわたります。

年代に関わらず女性は一度、専門家のもとで姿勢・背骨・骨盤などをチェックしたり、姿勢改善や筋トレに取り組むことで生活へ大きなプラスの影響があると考えています。

姿勢改善には、客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
自分の姿勢が気になっている方は、歩行の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体と歩行をチェックしてみませんか?

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

病院で理学療法士を7年勤めたのち、普通の社会を知りたいと思って一般企業へ転職。 会社員として女性が働いていくことの大変さを身に染みて感じました。 暮らしや生活の中に「自分らしさ」を取り入れること、1日の中で少しでも「自分を労わる時間」をつくること、明日への活力を養っていくこと。その大切さを伝えたくて投稿しています。直接身体に触れて施術する整体・リラクゼーションサロン、出張整体も行っています。

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