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【理学療法士と学ぶ】体幹のアウターとインナーマッスル

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活におけるの悩みとの繋がりについて解説し、その改善方法・予防方法もお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、女性にとって特に重要な【骨盤底筋群】や【骨盤】、その周囲の筋肉などについて、歩行や胸郭、また呼吸や生理との関係も投稿していますのでそちらも読んでいただけると嬉しいです。

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これまでにも、姿勢と呼吸のカンケイでいくつか投稿しています。

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呼吸、特に姿勢や自律神経にも関わりの深い【腹式呼吸】に重要な筋肉が【横隔膜】です。

【横隔膜】は体幹のインナーマッスルの一つです。
改めて今日は、体幹のアウターマッスルと、インナーマッスルについて一緒に学んでいきましょう。

アウターマッスル・インナーマッスルとは、その名の通り、身体の中でも表側(アウター)にあるか、より内側(インナー)にあるかを指します。
筋肉は実はからだの中で何層にも分かれており、それらがバランスよく(協調性をもって)働くことが重要になります。

【アウターマッスルとは】
体幹の表側にある、比較的大きな筋肉たちのことをアウターマッスルと呼びます。
大きい筋肉ですので、瞬発的に大きな力を発揮することが得意です。
重たい荷物を持ち上げるときや、スポーツなどあらゆる場面で使われます。
このアウターマッスルには、【腹直筋・外腹斜筋・広背筋】が含まれます。

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【インナーマッスルとは】
インナーマッスルは、体幹の深部にある小さな筋肉たちのことを指します。
小さな筋肉ですので、瞬発的に大きな力を発揮するというよりも、持続的に働き背骨の安定性を高めたり、呼吸の主動力やサポートに関わるなど、重要な働きをします。
このインナーマッスルには【横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋】が含まれます。

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図の右の絵のように、この4つのインナーマッスルが楕円状に腹部の深層部分を覆っています。
呼吸によって変わるお腹の圧のコントロールと、骨盤の安定を行っています。

大事なこれらインナーマッスルそれぞれの働きも知っていきましょう。

■横隔膜
肋骨内部にあり、腹式呼吸において重要な筋肉です。
ドーム型をしており、息を吸った時に下がって、吐いた時に上がります。

■腹横筋
肋骨の下部に入り込み、腹筋の中で最も深層にあります。
肋骨の下部から恥骨(骨盤前面で一番下の骨)まであり、体幹の【天然コルセット】とも言われています。
内臓の位置を安定させたり、お腹の圧をコントロールしたり、動作の最初に働いて体幹を安定させるなど、多くの動きにとって重要な筋肉となります。

■多裂筋
背骨に沿って長くついている筋肉です、
小さな筋肉が細かく連なっていて、背骨と背骨・背骨と骨盤を繋ぐ筋肉の一つでもあります。
背骨を安定させる働きがあります。

■骨盤底筋群
骨盤の底にある筋肉で、ハンモック状に下から骨盤内の臓器を支えています。
息を吸うと下がり、吐くと引きあがります。

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今までに、横隔膜と骨盤底筋群のカンケイもお話してきました。

体幹の中でも上(横隔膜)と下(骨盤底筋群)にある筋肉で深くゆっくりとした呼吸をすることはもちろん、それによって変わるお腹の圧に対し安定させる前(腹横筋)と後(多裂筋)の働きも重要になります。

深い呼吸と絡めた体幹トレーニングで、インナーマッスルを活性化させましょう。

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呼吸や姿勢の改善はとっても地道ですが「しっかり改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

病院で理学療法士を7年勤めたのち、普通の社会を知りたいと思って一般企業へ転職。 会社員として女性が働いていくことの大変さを身に染みて感じました。 暮らしや生活の中に「自分らしさ」を取り入れること、1日の中で少しでも「自分を労わる時間」をつくること、明日への活力を養っていくこと。その大切さを伝えたくて投稿しています。直接身体に触れて施術する整体・リラクゼーションサロン、出張整体も行っています。

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