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【理学療法士が考えるウィメンズヘルス】骨盤の歪みと便秘・生理痛のカンケイ

【動作・歩行の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が心身に及ぼす影響と、その改善方法・予防方法をこのブログでお伝えしています。

早速ですが、SNSでも雑誌でも【姿勢や骨盤の歪み】ってよくないよ、治そうよ、という記事や広告、よく見かけませんか?現実には、ほとんどの方が何かしらの姿勢や骨盤の歪みを持っています。

鏡と壁があれば、自分の姿勢や骨盤の歪みがわかるセルフチェック方法と、パターンについてこの投稿で書いてますので気になる方は是非チェックしてみてください。

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姿勢や骨盤の歪みがあることにより、よく引き起こされる悩みは【肩こり・腰痛】です。

他にも、生理痛や足のむくみ、足の冷え、さらには便秘や尿漏れなども生じさせることがありますし、背骨や骨盤の歪みによって内臓に負担がかかり食欲低下や消化不良となる場合もあります。

【姿勢チェック】ぽっこりお腹に悩んでいませんか? より

そうなんです。

上の記事でも書きましたが、実は、骨盤の歪みは生理痛、便秘、尿漏れなどにも繋がる】のです。「姿勢が悪くなるだけなんじゃないの?」「骨のことがどうして内臓のことに繋がるの?」と思うかもしれませんが、歪みはしっかりと「体の内側」にも影響を及ぼしてしまうのです。

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こちらはお腹部分の断面図です。骨盤の中には【子宮や卵巣、そして膀胱や腸】がありますね。

これらの臓器は骨盤の中で内臓を包む膜や脂肪組織、血管、神経、筋肉などに包まれています。ゆとりを持ってお腹の中にいるわけではなく、隙間なく組織が並んで詰まっているのですね。

そのため骨盤という容器が歪むと、みっしり詰まっているこれらの脂肪組織、血管、神経、筋肉や内臓(子宮・卵巣・膀胱・腸など)も圧迫されたり、引っ張られたりしてしまいます。その圧迫やひきつれにより、内臓の動きや血流が通常よりも悪くなってしまうのです。

また骨盤が歪むと、骨盤に繋がっている【背骨】にももちろん歪みが生じます。背骨には肋骨が繋がっており、背骨の歪みだけでなく肋骨の歪みにも繋がります。また、肋骨の中におさまる肺を圧迫し、浅い呼吸となってしまうこともあります。

さらに骨盤の前側と肋骨の間には腹筋群があり、骨盤の後ろ側と背骨には背中の筋肉(脊柱起立筋群)があります。

骨盤や背骨、そして肋骨の歪みによって、これらの筋肉が無理やり伸ばされたり、逆に縮められたりすることになり、筋肉は本来の力を発揮しにくくなります。

また骨盤や背骨・肋骨の歪みと、周囲の筋肉の力が衰えることにより、本来なら肋骨の中やお腹にきれいにおさまっているはずの内臓(肺・胃・肝臓などなど)を、本来の場所にきちんと支えておくことができなくなります。

すると、支えが不安定となった内臓たちは重力に耐えきれず少しずつ少しずつ下がっていき、骨盤の中まできてようやく止まることになります。

支えられずに通常の場所より降りてきた内臓によって、元からあった子宮や卵巣・腸が圧迫されて正常な動きができなくなり、結果として便秘や生理痛が起こることもあります。

このように、骨盤の歪みは歩行や姿勢に影響するだけではなく、便秘や生理痛などの女性特有の問題やトラブルにを引き起こしてしまうこともあるのです。

もちろん、便秘や生理痛には他の原因もあり、それぞれの原因に合わせたアプローチ方法もありますが、姿勢を整えることで血流や内臓の動きが良くなり、問題が改善することも沢山あります。

色々なセルフケアの方法を知っている、実践できることや、普段の生活習慣で解決していけるととても前向きになれますし、長い目で見ると心の安定にもつながることもあります。少しずつでも、姿勢改善に取り組んでみるのはいかがでしょうか。

実際に姿勢や骨盤の歪みがどんな風に身体に影響するかは以下の記事で書いてますので、良かったら読んでみてください。

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年代に関わらず、女性は一度、専門家の下で骨盤をチェックしたり、姿勢改善や筋トレに取り組むことで生活へ大きなプラスの影響があると考えています。

姿勢改善には、客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
自分の姿勢が気になっている方は、歩行の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体と歩行をチェックしてみませんか?

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この記事を書いた人

病院で理学療法士を7年勤めたのち、普通の社会を知りたいと思って一般企業へ転職。 会社員として女性が働いていくことの大変さを身に染みて感じました。 暮らしや生活の中に「自分らしさ」を取り入れること、1日の中で少しでも「自分を労わる時間」をつくること、明日への活力を養っていくこと。その大切さを伝えたくて投稿しています。直接身体に触れて施術する整体・リラクゼーションサロン、出張整体も行っています。

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